福井県

【体験レポ】福井の自然美を満喫!水月湖レイククルーズ&山頂公園

しゅう

こんにちは!しゅうです。

今回は福井県三方上中郡若狭町にある水月湖を訪れてきましたので、その魅力をお伝えしたいと思います。

週末、ちょっと遠出してリフレッシュしたい
そんな時にぴったりなのが、福井県の若狭エリアです。

美しい湖と山々に囲まれた自然豊かなこの場所には、心癒される景色や、歴史を感じるスポットが点在

特に、水月湖をめぐるレイククルーズや、山頂公園からの絶景は、非日常のひとときを味わえます。

今回は、若狭の魅力を1日でぎゅっと満喫できるモデルコースをご紹介。

しゅう

自然、歴史、グルメをのんびり巡る旅へ、さあ出発しましょう!

この記事はこんな人におすすめ!
  • 福井県のおすすめ観光スポットが知りたい
  • 360°の絶景パノラマビューで自然に癒されたい人
  • ちょっと気分転換に遠出で旅行したい人
  • 地球の歴史や縄文時代などの歴史ロマンを感じたい人

この記事では、水月湖クルーズやレインボーライン山頂公園のおすすめや見どころについて詳しく紹介していきます!

奇跡の湖「水月湖」とは?|世界が注目する年縞の魅力

年縞ってなに?わかりやすく解説

年縞(ねんこう)」って、あまり聞き慣れない言葉かもしれません。
でも実は、地球の過去を知るうえでとっても大事な“自然の年表”なんです。

年縞とは、湖の底にたまった土や泥が、年ごとに薄く積み重なってできた縞模様のこと。
春〜夏に植物性プランクトンが増えて明るい層、秋〜冬には土砂が沈んで暗い層ができる…というように、1年に1本ずつ模様ができていくんです。

まるで木の年輪のように、この縞模様を数えることで「何年前の地層か」がピタリとわかります。

年縞
▲4,100年前ごろの地層化が発掘された年縞

なぜ水月湖の年縞が「世界一」なのか

水月湖(すいげつこ)は、その独特な地形と環境により、自然科学の分野で世界的に貴重な湖として認められ「奇跡の湖」とも呼ばれています。

水月湖の年縞はなんと約7万年分“乱れなく”連続して残っていて、世界的にもとても貴重なんです!世界中の研究者が注目する「世界一精密な地質の年表」とも言われています。

過去の気候変動や火山の噴火、環境の変化なども読み解けるため、考古学や地球環境の研究にとっても大切な資料となっています。

詳しくは以下にまとめたので、興味がある方はお読みください。

水月湖レイククルーズで心癒される体験を

レイククルーズの魅力と見どころ

敦賀駅からレンタカーで約35分運転をし水月湖に到着若狭町観光船レイククルーズ(わかさちょうかんこうせん)の受付を行い、朝10時の観光船に乗りました。

おすすめ観光ポイント
  • 静かで穏やかな三方五湖の絶景を観ることができる
  • 鳥の鳴き声澄んだ空気など自然を満喫できる
  • 船がほとんど揺れずに安心でリラックスできる
  • 福井弁のガイドさんから三方五湖の歴史や文化を教えてもらえる
水月湖レイククルーズ
▲水月湖を観光船で周遊

2階建ての観光船に乗り長椅子に腰をかけて湖をクルーズしました。

水月湖は小さな山に囲まれており風が少なく湖面は常に穏やかで船はほとんど揺れませんでした。

しゅう

船酔いしやすいタイプという人でも比較的安心して乗船できますね。

水月湖
▲風がなく、湖面がまるで鏡のように映っていました

ガイドさんは地元の女性の方でした。福井弁の温かく優しい言葉で水月湖の生態系や年縞(ねんこう)の話、水月湖の逸話などを話してくださいました。

しゅう

三方五湖はそれぞれ塩分濃度が異なるため、微妙に湖の色が違うと教えてもらいました!

少し寒い時期だったので野鳥は少なめでしたが、カルガモコハクチョウを見ることができました。

水月湖周辺は日本海側最大の梅の栽培地として知られており、特に南高梅の生産が盛んでわずかな平地に梅畑が広がり、美しい風景を作り出していました。

しゅう

のどかな風景で、時間がゆっくりと進んでいるようでした。

観光船で水月湖と菅湖(すがこ)を周遊し、所要時間は約40分でした。
ガイドさんの解説を聞きながらのんびりとした時間を過ごすことができたので日々の疲れを癒したい方にはとてもおすすめです。

水月湖レイククルーズ
しゅう

船は柵も高く、揺れも少なかったので安心して乗ることができました。

1階は室内に冷暖房設備が整っているので、暑いな、寒いなと思ったらそちらに退避することも可能です。

観光情報・アクセス

乗船までの流れは事前にネット上でチケットを予約をし、休憩所付きの受付で出発の30分ほど前に受付を済まし、定刻になったら呼び出しがあり乗船という感じでした。受付で船のチケットを買うことも可能です。

観光情報

  • 名称:若狭町観光船レイククルーズ
  • 住所:〒919-1461 福井県三方上中郡若狭町海山68-20
  • 電話番号:0770-47-1127
  • 運行期間:3月から12月下旬(12月下旬~2月は冬季休業)
  • 運行スケジュール:10:00、11:00、13:00、14:00(大人2名様以上で出航)/12:00、15:00(団体予約のみ)/特別便:8:00(ホテル水月花宿泊者限定のモーニングクルーズ)
  • 運休日:木曜日 ※荒天・点検日はお休み
  • 出発地:海山桟橋
  • 乗船料:大人(中学生以上):1,800円 小人(小学生):900円 団体割引(15名以上):大人1,620円、小人810円
  • 駐車場:無料
  • その他:ペットと乗船可能(一人につき小型犬10キロまで。2階のみ)/飲食持ち込み可能(1階のみ、ゴミは持ち帰り)

アクセス

  • :「三方五湖スマートIC(ETC専用)」(三方五湖パーキングエリア)から約15分 / 「三方五湖レインボーライン山頂公園」から約10分 / 「若狭三方縄文博物館・福井県年縞博物館」から約12分 / 「JR敦賀駅」から車で約35分
  • タクシー:「JR三方駅」から約15分

※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、HP等で最新情報の確認をしてください

レインボーライン山頂公園で絶景を楽しむ

360°パノラマビューが広がる展望スポット

若狭町観光船レイククルーズから車で約10分のところにある三方五湖レインボーライン山頂公園を訪れました。
三方五湖レインボーラインは、福井県美浜町から若狭町にかけて広がる約11.2kmの観光道路であり、その途中にある山頂公園は標高400m360°のパノラマビューが楽しめます。

しゅう

全方向が絶景でした。もし私が戦国大名で城を建てることになったらきっとこの場所にします。

おすすめ観光ポイント
  • 三方五湖(三方湖(みかたこ)・水月湖(すいげつこ)・菅湖(すがこ)・久々子湖(くぐしこ)・日向湖(ひるがこ))を一望できる
  • 若狭湾国定公園の観光名所である若狭湾とリアス式海岸を望む事ができる
  • 足湯ソファーテラスなどおしゃれな5つのテラスがある
  • 展望レストラン&カフェが新設された

山頂公園の駐車場に着くとリフトケーブルカーで山頂公園のテラスに向かいます。リフトから振り返るとそこには若狭湾が広がっていました。

リフトに乗っている時間は約3分でした。隣のケーブルカーで安全に山頂に向かうことができるのでリフトに不安がある方でも安心してください。

三方五湖レインボーライン山頂公園
▲三方五湖

こちらは頂上公園のテラスから眺めた風景です。三方五湖を一望することができました。空気が澄んでおり遠くの山まで見ることができました。

私は秋の季節に行きましたが、四季折々の景色が楽しめるとのことです。

三方五湖レインボーライン山頂公園
▲三方五湖を一望できるテラス。季節によって色合いが全く違うのも魅力。

こちらは公園内の様子です。5つのテラスがあり湖、海、山、空など様々な自然を360°のパノラマビューで楽しむ事ができました。

「レインボーライン」の名前の由来は、塩分濃度の違いによる五色の湖の青色と日本海の青色、空の青色の七色のグラデーションからきているとのことです。

足湯・寝そべるソファーベットなど見どころ紹介

三方五湖レインボーライン山頂公園
▲足湯に浸かりながら三方五湖を展望。

こちらは足湯から見える景色です。ほんのりと温まりながら爽やかな風に当たることができ、本当に気持ちのよい時間を過ごす事ができました。

タオルビニールソックス各100円で販売しており、タイツを履いていても濡れる心配なく足湯を楽しむ事ができます。

雪景色なんかも風情があってよさそうですね。

こちらは寝そべることのできるソファーベットのテラスです。家族やカップルが楽しそうに談笑しながらゆっくりとした時間を過ごしていました。

時期により利用時間制限(10分~20分)を設ける事があるそうです。私が行ったときは2組ほどが並んで待っていましたが、程なくして丸いソファーで寝そべる事ができていました。

また、トンビが風に乗りながら甲高い鳴き声をあげていました。時折、森に向かってダイブをしていたのですが獲物めがけて突っ込んでいたのでしょうか。

しゅう

少し風が吹いていたので、羽織るものがあると良さそう!

大自然の景色を眺めていると、遠くに見える山の名前が知りたくなりました。
すると、なんと便利なことにスマホのカメラを山に向けるだけで山の名称や標高を表示してくれるARアプリを発見する事ができました。「AR山ナビ -日本の山16000-」というアプリです。

しゅう

登山ハイキング、旅行の時に山の名前を調べたり地理を勉強したいときに使えそう!

絶景を眺めながらグルメ|レストラン&カフェ レインボー

おすすめメニューとレビュー

こちらはリフトを下った駐車場にあるレストラン&カフェ レインボーです。

こういう観光地のレストランには普段から全く期待しないのですが、なんと美味しかったです。

ピザは本格的で、カレーのビーフ肉厚で柔らかく、ソースカツ丼は味が濃くて美味しく、感動すらしました。値段はそれぞれ1300円前後だったと思います。
ソフトクリームやコーヒー、ドーナッツも販売していました。

窓際席からの絶景ビューも魅力!

しゅう

壮大な景色を観つつ美味しい空気をいっぱいに吸いながら食べる事ができ大満足でした。

営業情報

  • 営業時間:9:30〜閉園30分前
     お食事メニューは 9:30〜14:45(オーダーストップ)
  • 定休日:三方五湖レインボーライン山頂公園の開園に準じる

観光情報・アクセス

観光情報

  • 観光地名:三方五湖レインボーライン山頂公園
  • 住所:〒919-1126 福井県三方郡美浜町日向75−2−6
  • 電話番号:0770-47-1170
  • 開園時間:3月1日〜11月30日:9:00〜17:00(リフト・ケーブルの最終便は上り16:30、下り16:50)/ 12月1日〜2月28日:9:00〜16:30(リフト・ケーブルの最終便は上り16:00、下り16:20)
  • 休園日:年末年始、保守点検日(要確認)
  • 入園料:大人(中学生以上):1,000円 小人(小学生):500円
  • 駐車料金:普通車・二輪自動車:500円
  • その他:ペット同伴可

アクセス

  • :北陸自動車道「敦賀IC」から約40分 / 舞鶴若狭自動車道「若狭三方IC」から約20分
  • 県道三方五湖レインボーライン線 通行時間: 8:00 〜 18:00 (夜間通行止め)

※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、HP等で最新情報の確認をしてください

福井県年縞博物館&若狭三方縄文博物館で歴史ロマンに触れる

年縞博物館&若狭三方縄文博物館の展示内容と見どころ

▲左:福井県年縞博物館 右:若狭三方縄文博物館

三方五湖レインボーライン山頂公園を出発し、車を走らせ約10分福井県年縞博物館(ふくいけんねんこう)および若狭三方縄文博物館(わかさみかたじょうもん)に到着しました。

こちらの2つの施設に行くのは実は2回目です。特に福井県年縞博物館は福井の中でもトップレベルにおすすめしたい場所で、知る人ぞ知る名観光スポットであり2018年オープンの新しい博物館です。

年縞博物館
▲福井県年縞博物館

水月湖で発掘された年縞(ねんこう)は「世界一のものさし」と言われています。年縞(ねんこう)とは、湖底などに積もった「1年分の堆積物が層となって記録されたもの」を指します。

年縞を分析することで「考古学的遺物(骨の化石や土器など)の年代測定精度が飛躍的に向上」し「気候変動や森林の様子など詳細な環境情報の解明」が進み「未来の気候変動の予測」が可能となり、この年縞は極めて重要な科学的ツールとなり世界中の研究者が注目しています。

この年縞が発見された水月湖は「奇跡の湖」と呼ばれるようになり、水月湖のクルーズでもガイドさんにこのエピソードが紹介されていました。水月湖クルーズと合わせて観光することをおすすめします。
興味がある方は以下の記事をお読みください。

まとめ|自然と歴史が融合した、福井・若狭の1日旅モデルコース

いかがでしたか。福井県若狭町には、1日で「絶景」「癒し」「歴史ロマン」のすべてを楽しめる贅沢な旅が待っています。

静かに広がる水月湖では、レイククルーズで湖上の非日常を体感。
山頂公園からの絶景パノラマは心に残るワンシーンを演出してくれます。

さらに、年縞博物館や縄文博物館では、数万年という時の流れを感じる貴重な体験も。
自然と人の歴史が調和したこのエリアは、季節ごとに異なる魅力を見せてくれるので、何度でも訪れたくなります。

ぜひ次の休日には、福井・若狭で心をリセットする旅に出かけてみてはいかがでしょうか?

北陸新幹線が延長され、福井県は東京からのアクセスも良好になりました。次の旅行先にぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

旅行で得た経験や知識は何年経っても色褪せない思い出になります。皆さんの旅が最高の旅になるように、少しでも多くの役立つ情報を提供していこうと思います。

しゅう

最後までお読みいただきありがとうございました。

福井県の他の観光スポットについては、こちらの記事もご覧ください。